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2015年から小樽市民になります。
 
 
 
 
雨の法隆寺
 
 
【2012/04/14 16:25】
 
 
最終日。
天気予報は大雨、雷、強風。
昨日までの天気はどこへやら、起きてみると大雨ではないものの、路面は満遍なく濡れています。
出発前、長期天気予報で傘マークがちらほらしていたので、一応持ってきたレインコートとレインブーツがとうとう登場しました。

いつもなら雨にがっかりしていたと思いますが、昨日見た雨の日の写真のおかげで、こんな日も素敵かもと思えるようになりました。

午前中は奈良市内では傘を差さずにいられるくらいの空模様でしたが、JR奈良駅から大和路快速で大和郡山を過ぎるころには、電車の窓に大粒の雨の筋がいくつも流れ、荒れ模様に。

帰りの飛行機は飛ぶんかいな・・・。

そんな心配を抱えつつ、法隆寺駅へ到着。ここから法隆寺までは歩いて20分程度。
大きな道まっすぐ歩いていって、左にちょっと曲がると参道につきます。
法隆寺についてからは雨足がだんだんと強まってきました。
幸いなことに、風はほぼなかったので、拝観には差し支えなさそうです。

法隆寺につくと早速、おなじみのお二人がお出迎え。

P1260681.jpg

西院伽藍付近では、傘がいらないくらいの小降りになっていて、金堂と五重塔をゆっくりと拝観できました。
鞍首止利仏師作といわれる仏像は、笑顔が明るく、見ていて元気をもらえる仏様だと思います。
(失礼かも知れないけれど、愛嬌がある表情がとても良い!)
この時代の仏像は動きが少ないので、派手な印象派ないのですが、見ていてこちらも微笑みたくなる表情です。

境内ではきれいに枝垂れ桜が咲いていました。

P1260690.jpg

しばらくすると、修学旅行の団体が続々と登場。

飲み込まれては大変と、先を急ぐことにします。

西院伽藍を出るときに、どうやら修学旅行のカメラマンらしき人がやってきて、そばにいたお寺の人に挨拶していました。
「今年は桜がきれいで、とてもいいですね。」

雨の中でもうれしそうに話すカメラマンの人の一言が、なんだかやけに響きました。
桜はやっぱり日本人には特別な花なんだなぁ。

次に大宝蔵院百済観音堂へと進みます。

こちらはかの有名な百済観音像や玉虫の厨子などをみることができます。
百済観音像は作者不明でどこからやってきたのか謎のままの「流浪の仏様」と呼ばれていたそうです。
昭和になってからもあちらこちらと流れ歩いていたようですが、やっとここに落ち着けたんですね。
実物はスレンダーなとっても長身の仏様です。
私にはちょっと物悲しげな表情に見えて、切ない気分になります。

今回は時間も限られているため、ここでの本命の東院伽藍夢殿に足早に向かうことにしました。

夢殿についたころから雨足がどんどん強くなり、軒先の水溜りから雨水が飛び跳ねるようになっていました。

P1260695.jpg

カメラにもしっかり収まるほどの雨粒。
ちょっと入江泰吉氏気取りで、夢殿を撮影してみました。
単純・・・。

今日から期間限定で救世観音像が開廟されます。
今回はぜひ見ておこうと、この日まで旅行の日程を延ばしました。

実際に開廟といっても、網越しの拝観で、はっきり見ることはできないのですが、さすがに秘仏は金の剥落が少ないため、きれいなお姿をされていました。
呪い封じの噂もありますが、相対するとそういった恐怖感的なオーラは感じられず、明るいお顔の仏様でした。

そのまま東院の横にある中宮寺に向かいます。

小さな入り口をぬけると、すぐに本堂につきます。
本堂前には池があり、亀たちが石の上にちょこんと乗っていました。

本堂にあがると、数名の拝観者がいました。
人が集まると6分くらいのテープで解説を流してくれます。

ここには、半跏菩薩像と、聖徳太子の妻の橘大娘が作らせた天寿国曼荼羅繍帳(国宝)のレプリカがあります。

7年前は冬の閑散期で、私しか拝観者がいなく、ジーっと仏様の前に正座して、長い時間みつめていた気がします。
全く知識などなかったのに、この仏様にとても惹きつけられました。
見ているだけで癒される、そんなオーラを持っているような気がします。
とてもやさしい仏様です。

また、会いに来れてよかった。

テープが終了し、仏様にもゆっくりお会いできたところで、手前にある天寿国曼荼羅繍帳を眺めていたら、お寺の女性が説明しだしました。

「この天寿国曼荼羅繍帳は、本物は奈良国立博物館に保管しているのですが、本日レプリカを大阪の法隆寺展に貸し出し中のため、今展示してあるものは奈良国立博物館より限定で移動した本物の国宝になります。」

マジですか!
(ってゆーか、レプリカ貸し出して、代わりに本物を飾るって・・・)

思わずお寺の女性の顔を見つめ返してしまいました。
こんなことがあると、呼ばれてきたのではないかとつい何かのご縁を考えてしまいます。
自意識過剰なの。

でもね、ほんとに私はこの仏様にご縁があるような気がしてならないのです。
仏様にすがるんじゃなくて、元気で会いにいけること。
これがずっと続けられるといいなぁ。

やまぶきのお寺、中宮寺。

自分へのお守りに、やまぶきを型どった花守りを買いました。
包装紙は亀の絵が・・・。

ここは静かで優しいところです。

帰り道、修学旅行の集団が、西院伽藍から続々と出てくるところに出くわしました。
その様子を何気に見ていると、赤やピンク、黄色など、一人ひとり傘の花を咲かせていく姿が、ちょっと情緒的でした。
(写真では残念ながら地味な花しか写ってないけれど。笑)

P1260710 - コピー

つづく・・・。
































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